大谷翔平、サイクル安打記録達成は幻に

thumbnail imageエンゼルスタジアムの最高潮2022年8月28日(日本時間8月29日)、エンゼルスの大谷翔平選手が本拠地のアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場し、打者としては内野安打、二塁打、三塁打を記録し、サイクル安打に王手をかけた。しかし、8回の第5打席でセンターへ放った打球はわずか7フィート(約2.13メートル)届かず、史上初となる先発投手によるサイクル安打達成は幻に終わった。チームは5回に勝ち越して8-7でアスレチックスを下し、大谷に4勝目がついた。エンゼルスタジアムの興奮が最高潮となった瞬間であった。逃した歴史的快挙大谷は、この日の「投手・大谷」の投球内容についても、前例のない大記録達成の直前まで来ていたが、5失点していた。4回にはサイン伝達機器のトラブルにも見舞われ、2本塁打を浴びるなど、苦戦していた。しかし、打者としてはサイクル安打に王手をかけ、あと一本の本塁打で偉業達成が目前に迫っていた。米メディアは、大谷が逃した歴史的快挙を一斉に悔しがった。ESPNは、「多くの面で難しい午後に大谷は過去に先例のない大記録達成の直前まで来ていたが、わずか数フィートで逃した」と報じ、大谷が歴史的サイクル安打達成にわずか数フィート及ばずであったことを伝えた。大谷の素晴らしい偉業大谷は、すでに2019年6月13日の敵地でのレイズ戦で一度サイクル安打を達成しているが、この時は「3番・DH」での出場でリアル二刀流ではなかった。大谷は、投手として最初の打者9人を打ち取り、三振を5つ奪ったが、4回に36球を費やし、5点のリードを吐き出した。野球界最高の投手の1人として進歩を遂げてきた二刀流スターにとって珍しい出来事だった。しかし、その後も打者として偉業に挑戦し、一塁ベースを蹴って悔しさを表現した。大谷の素晴らしい偉業は、メジャーリーグの試合で先発投手がサイクル安打を記録したことがないという、大…

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