韓国の自営業者の70%超が多重債務抱える 家計負債問題が深刻化
韓国の自営業者の多重債務問題が深刻化している。韓国銀行によると、昨年第4四半期には、3つ以上の金融機関から融資を受けている自営業者の割合が大幅に増加し、自営業者向け融資全体の70%を超えた。特にノンバンク貸出が急激に増え、その増加幅が銀行貸出の5倍に達した。 昨年末の自営業者貸出残高は1019兆8000億ウォン(約91兆円)に上り、1年前の同期間に比べて12.2%増加した。多重債務を抱える自営業者の貸出残高は720兆3000億ウォンで、全体の70.63%を占めた。一昨年に比べて増加幅は89兆8000億ウォンとなり、全体の70%を超えた。 銀行貸出が全体の60.6%を占め、618兆5000億ウォンだったが、ノンバンク貸出は401兆3000億ウォンで39.4%を占めた。全体の貸出残高規模は依然として銀行が上回っているが、ノンバンクの貸出残高増加幅は銀行の5倍近くに達している。銀行の貸出残高は5.5%増えたのに対して、ノンバンク貸出額は24.3%増加した。 このような状況は、韓国の自営業者にとっては深刻な問題である。多重債務問題があるため、自営業者は貸し手から借り入れができず、事業が継続でき...
2023.05.11
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