散々スワップスワップ言っておいて、旗色が悪くなると非難し始める。それが愛国日報。 【コラム】韓米通貨スワップカルト 7/15(金) 10:25配信 中央日報日本語版 第2次世界大戦の後、南太平洋の一部の島で奇異な風習が生まれた。原住民が戦時の米軍基地を真似て粗雑な滑走路と格納庫・管制塔を建設し、木製の小銃を持って巡回査察までした。そうすれば補給品を満載した飛行機がまた来るものと信じた。外部の世界と断絶した原住民は米軍から得た珍しい物を先祖の神の贈り物と考え、またその時期が来る地上の楽園を夢見たのだ。人類学者らはこうした貨物崇拝現象を「カーゴカルト(Cargo Cult)」と呼んだ。 最近の韓国社会で韓米通貨スワップが議論されて消費される形もカルト的な要素が多い。外部の世界と断絶した原住民のように、自分たちだけの期待と願いを込めて経済の万能薬であるかのように通貨スワップを希求する。 2008年に市場の不安を一掃した強力な一発、韓米通貨スワップの記憶を知らないわけではない。当時、通貨スワップ締結が伝えられると、一日で韓国ウォンは177ウォンも値下がりし、株価は12%も上がった。2020年にも通貨スワップ締結の翌日、韓国ウォンは39ウォン値上がりし、株価も7%上昇した。通貨スワップは外貨準備高、為替、マクロ健全性と共に外国為替市場への衝撃を減らす防波堤であるのは確かだ。 しかし後日談も知る必要がある。2008年の通貨スワップ一発の効果は実際、長くは続かなかった。その後、またウォン安ドル高になり、約20日後には以前の水準の1ドル1200ウォン台半ばに戻り、2009年7月には1ドル=1300ウォン台まで落ちた。通貨スワップが非常時の応急措置にはなっても万能薬ではないということだ。為替レートは結局、経済のファンダメンタルを反映して決まる価格変数だ。 来週イエレン米財務長官が訪韓するため…
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