【「落下の解剖学」評論】一度は愛し合った夫婦の「転落」が、スリル以上に痛みを観る者に共有させる

昨年カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、フランス国内で154万人を動員、さらにアカデミー賞でも5部門にノミネートされた本作は、「サスペンススリラー」というジャンルに括ってしまうのは勿体ないほど……

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