昨年の「新語・流行語大賞」にノミネートされ、言葉の認知率は50%を超える(2021年、電通調査)など、広く浸透するようになってきた「SDGs」。持続可能な社会をつくるための目標を掲げたもので、テレビ各局でも番組などを通して啓発を行っているが、社会問題や環境問題を真正面から取り上げると敷居が高くなってしまい、制作現場からは視聴率との両立に苦心する声も聞こえてくる。問題意識を周知するというメディアの役割、そして経済活動を行う企業としての持続性という点で悩ましいところだが、その1つの解となりそうなのが、きょう26日(15:30~)に放送されるスペシャルドラマ『木のストロー』(フジテレビ ※関東ローカル)だ。世界初の“木のストロー”を開発・実現するまでの実話を描いた書籍『木のストロー』(アキュラホーム 西口彩乃・著/扶桑社)が原案の今作。“木のストロー”をひらめく主人公・若木陽菜(堀田真由)と、彼女の最大のハードルとして立ちはだかる上司・奥沢塔子(鈴木保奈美)の2人を軸に、ストーリーが展開されていく。間伐材を再利用した“木のストロー”というアイデアを思いつくも、技術的な難しさという壁にぶつかり、さらに社内、とりわけ塔子から猛反対を受けてしまう陽菜。それでも、自身の過去の体験から強い信念を持ち、その熱意で塔子の心を動かしていく姿から、今回の作品を前情報なしに見ると、ほとんどの視聴者はいわゆる「お仕事ドラマ」というジャンル分けをするだろう。開発に協力してくれる外部の工務店との信頼関係、通常業務を超えたプロジェクトが形成されることで生まれるセクショナリズムにとらわれない意識などは、多くの働く人たちが自分に置き換えて共感できるポイントになっている。 (出典 realsound.jp) (出典 www.froma.com) (出典 img.girlswalker…
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堀田真由主演『木のストロー』お仕事ドラマ×SDGsに見るエンタメの役割とは
