1 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2016/07/01(金) 19:13:30 ID:1bfcR2jI0うにゅほと過ごす毎日を日記形式で綴っていきます ヤシロヤ──「うにゅほとの生活」保管庫http://neargarden.web.fc2.com/705 :名前が無い程度の能力を持つVIP幻想郷住民:2023/06/01(木) 17:35:08 ID:KdP6BkQI02023年5月16日(火)日記を書こうとキーボードに向かった午前二時、うにゅほがのそりと起き出した。「──…………」「××?」「ねれない……」「あー」明日から、一泊二日の小樽旅行だ。楽しみすぎて眠れないのだろう。「なんか、遠足の前日の小学生みたいだな」「そなの?」「そうなの」「◯◯、どうしよう……」この世の終わりのような顔をして、うにゅほが俺を見る。「寝なきゃ寝なきゃと思ってると、逆に眠れないんだよ。気分転換しよう」「きぶんてんかん」「なんか、動画見る?」「みる……」うにゅほを膝に乗せ、YouTubeを開く。「なにみるの?」「なるべく小難しくて眠くなりそうな動画」「なるほど!」「数学の雑学動画とか、どうだ。××興味ないだろ」「ない」「じゃ、このあたりを──」登録している数学チャンネルを開き、四元数の解説動画を再生する。「ほら、四元数だぞ」「しげんすう?」「虚数は知ってるだろ」「なまえは……」「虚数と実数を合わせて複素数っていうんだけど、その拡張版が四元数だな」「……?」うにゅほが小首をかしげる。「わかんないだろ」「わかんない……」「わかんないから、いいんだよ」「だね」膝の上のうにゅほを抱き締めながら、しばし四元数について学ぶ。始まって数分でうにゅほが船を漕ぎ始めた。神経の高ぶりが邪魔をしていただけで、眠くなかったわけではないのだろう。動画の終わりと共にうにゅほをベッドへ連れて行き、…
このサイトの記事を見る