俳優の水谷豊が監督、女優の檀れいが主演を務める映画『太陽とボレロ』より、追加キャストとして石丸幹二、町田啓太、森マリアの出演が発表された。 初監督作『TAP‐THE LAST SHOW‐』(2017)では夢みる若者の青春群像とショービジネスの光と影を、脚本も手掛けた監督第2作『轢き逃げ 最高の最悪な日』(2019)では不幸な事故があらわにする人間の心の奥底を描ききった水谷。監督3作目となる本作では、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、「音楽を愛する人々」と「音楽の素晴らしさ」を描いていく。 ある地方都市のアマチュア交響楽団の主宰者・花村理子(檀)は18年間、個性豊かなメンバーとともに活動してきた。みんな音楽を愛する普通の人々。しかし楽団の経営は苦しく、理子は必死に奔走するも、ついに楽団の歴史に幕を閉じる決断を迫られる。そして、最後にして最高のコンサートがはじまる―。 町田啓太が演じるのは、石丸幹二が演じる鶴間の会社で働きながら、交響楽団でトランペットを演奏する田ノ浦圭介役。田ノ浦は、心の奥底では音楽や楽団を愛しているもののストレートに言葉にできず、擦れたように見えてしまうトランペット奏者。夢に出るほど練習したという町田のトランペット演奏シーンは必見で、「トランペットは小学生の頃少しだけ触れたことはあったのですが、とにかく音を出すのが難しく、苦戦しました。また本編ではチャーミングな人たちも、楽器を持つと人間味がより見えてくるので、是非そこにも注目してみてください」と話している。 石丸幹二が演じるのは、中古車販売センター社長の鶴間芳文役。鶴間は、理子と共に楽団を立ち上げ、様々な苦難を背負う理子の唯一の理解者。経営者としても主宰者としても包容力を発揮する役どころだが、理子に時折見せるチャーミングな一面も見どころに。石丸は「台本を拝読し、鶴間は二枚目なのかな、理子を格好良く支え…
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