1: 2023/05/06(土) 20:10:37.36 ID:Ic/QfNSO0 理化学研究所(理研)は2023年4月14日、外部から加えられた力の左右方向を見分け、一方向にのみ変形するゲル材料を開発したと発表した。「エントロピー増大」に逆らう能力を持つ材料で、物質の分離やエネルギーの回収、生物の行動の制御など幅広い分野での活用が期待できる。研究成果は4月13日(現地時間)付の科学雑誌『Science』オンライン版に掲載された。 https://engineer.fabcross.jp/archeive/230417_riken.html 力学極性ゲルに水平の振動を与えると、左右非対称に振動し、ゲルの上に置いた水滴は必ず右方向に移動するほか、円柱を押し当てると押し当てられた部分のひずみも左右非対称となる。また、上から鉄球などを落とすと必ず右方向に弾み、20匹の線虫をゲルの上に置く実験では、すべての線虫が右方向に移動し、最後は右端に達した。 研究グループは、力学極性ゲルの特性を生かせば、乱雑な振動エネルギーを回収するデバイスや、力を望んだ方向に伝達する高機能スポーツ用品、細胞の遊走や分化を制御する次世代型培地などの開発が期待できるとしている。 続きを読む…
このサイトの記事を見る