ブルームバーグが良記事を連発しているね。 上海ロックダウンから一時解放された日、自由とは程遠く-記者報告 5/18(水) 18:49配信 Bloomberg (ブルームバーグ): 中国・上海市に住む私にとって、2022年5月17日は記念すべき日となった。新型コロナウイルス感染対策による移動制限で約2カ月外出できなかったが、居住区の敷地外にようやく出ることができたのだ。 約2500万人の上海市民は何週間にもわたり自宅にとどまることを余儀なくされていたが、市当局はロックダウン(都市封鎖)を慎重ながらも緩めつつある。コロナ感染が落ち着く兆しはあるが、厳格な対策は人的交流などの遮断を意味した。 居住区内に53日間、そのうち集合住宅内で40日余りとどまらざるを得なかった私は久しぶりに自由を味わった。心地よく忘れられない感触を覚えたものの、全面的な緩和ではなく、開放感は限定的で、生活の大部分にまだ制限が残り、本来の上海からは程遠い状況であることを認識した。 私は市内を見て回り、閑散とした通りや食料品を買うために並ぶ人々を写真や動画に収めることに多くの時間を割いた。誰でも外出できるわけではなく、行き先や行動の選択肢にも制約があった。 中国コロナ対応、もぐらたたきの様相-上海で感染減でも他都市で再燃 私の居住区の場合、各世帯で1人だけ出かけることが認められ、今月21日までの5日間で2回の外出機会が与えられた。1回の外出は4時間以内とされた。自家用車の利用はほとんど禁じられ、地下鉄やバスの運行もほぼ止まっているため、移動手段は徒歩と自転車に限られる。 私の出発時間である午後1時までに居住区の正面玄関には長い列ができていた。一部の隣人は自転車のヘルメットを既にかぶり、しばらく乗ることができていなかった愛車に乗りたくて仕方がない様子だった。コロナ対策として担当者からは全員に青色のビニール製手袋が…
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